本記事では、『古書店街の橋姫』の魅力をネタバレなしで紹介しています。
※成人向け作品のため、18歳未満の方はご遠慮ください。
作品紹介
どんなゲーム?
『古書店街の橋姫』は、大正時代の神保町を舞台にしたループものBLオカルトミステリーゲームです。
奇妙な出来事や怪奇現象が描かれる一方、古書店や喫茶店が立ち並ぶレトロな街並み、文学作品を読んでいるような文章表現、そしてどこか幻想的な空気感が魅力の作品です。
本編あらすじ
主人公・玉森は、古書店「梅鉢堂」に住み込みで働く帝大合格を目指す浪人生。
だらしない性格と底知れない空想癖を持ち、一向に合格する様子もないまま幼馴染たちに甘えながら気ままな日々を送っていた。
しかし、友の相次ぐ死をきっかけに、その日常は崩れ始める。
雨の降る三日間を繰り返しながら、玉森は彼らを救うことができるのか――。
製品情報
| 製品情報・概要 | |
|---|---|
| 企画・制作 | ADELTA(くろさわ凛子) |
| 音楽 | 灰色logic(六歌) /ナオ /くまくまっ /川名唯 |
| 声優 | 藤桐花 /神崎智也 /マルクス /桜花大夫 /遠野誠 /美藤秀吉 /佐山裕亮 /曹孫翔 /凍由 /君野りるる /武田恵瑠々 /宮坂雪 /佐月ユーリ /彩瀬ゆり /おみくじ /上條恵 /天合正太郎 /赤見優 /春乃深柑 |
| レーディング | R18 |
| 特徴 | オカルトホラー/ループ/シナリオ重視/主人公総受 |
| 動作環境 | Windows:vista(32・64bit対応)/7(32・64bit対応)/8(32・64bit対応) CPU:Pentium4以降 メモリ:512MB以上 HDD:4.3GB以上の空容量 DirectX:9.0c以降 |

私はWindows11ですが、問題なく動作しプレイできました。体験版もあるため、先に動作確認してから購入するのがおすすめです。
👇体験版はこちらで確認できます。
作品の注目ポイント
1. 主人公(総受け)について
主人公・玉森は、はっきり言ってしまうとクズ属性の高い人物です。 ケチで自己保身的な一面があり、金魚の水替えで金魚を手づかみしてしまうような無頓着さも持っています。一般的な総受け主人公としてはなかなか珍しいタイプのキャラクターでした。 しかし、誰しも大小あれど、心のどこかに玉森を飼っている部分はあるのではないでしょうか。 そんな彼が雨の日を繰り返す中で、自分や周囲の気持ちに気づき、悩みながらも少しずつ前へ進んでいく姿はとても魅力的でした。
また、普段はだらしなく頼りない印象がある一方で、行為のあるシーンでは色気のあるボイスを聞かせてくれ、そのギャップも良かったです。
2.個性的な攻略対象5人
攻略対象キャラは5人。
5人中3人は幼馴染属性を持ったキャラですが、個性がはっきりしており、各人の玉森に対する態度は様々で皆異なる趣向で面白かったです。
全員、拗らせているキャラでルートによっては印象が変わることもありますが、自ルートではしっかり魅力を感じることができて良かったです。
3.大正ポップな色調のイラスト・スチル
全体的に大正時代の流行色を取り入れた色彩が印象的で、特に新橋色が際立つ絵柄でした。幻想的なスチルの数々も鮮やかに彩られており、大正浪漫の雰囲気を存分に味わうことができます。
オカルトや怪奇現象が描かれる作品ではありますが、色使いのおかげか全体的にはどこか華やかで明るい印象も感じられました。
4.文章によって作られる幻想的な世界観
同じADELTA作品である『大穢』でも感じましたが、本作もまるで良質な小説を読んでいるような作品でした。
雨の降る神保町、古書店や喫茶店の空気、どこか現実と地続きでありながら幻想的な世界観が丁寧な文章で描かれており、プレイしているうちに自然と物語へ没入してしまいます。
ミステリーとして続きが気になる面白さはもちろん、作品世界そのものに浸る楽しさもある作品です。
👇文学調の文章や独特な世界観が好きな方は、同サークル作品『大穢』もおすすめです。
5. 文章を活かした官能的なBLシーン
本作は成人向けのBL作品ですが、シーン中に水音などの派手な演出はありません。
ルートによっては、もう少し効果音があっても良かったかもしれないと感じる場面もありましたが、その分官能的な文章やキャラクターの心情に集中できるのが特徴でした。
全体的に落ち着いた雰囲気で描かれており、世界観や物語の空気感を壊さない作りになっていたと思います。

派手な演出がないからこそ、たまに聞こえる声優さんの色気あるボイスがより際立っていた気がします。
6.システムについて
本作は発売から年数の経った作品ということもあり、システム面は最低限の機能が揃っているという印象でした。
スキップは既読のみ対応。オートモードでは文章表示速度や自動送り速度の調整、文字の視認性を向上させるアンチエイリアス設定などが利用できます。また、ボイス音量は全体だけでなくキャラクターごとに設定可能です。
攻略後に閲覧できる「EXTRA」ではオープニング・エンディング曲の再生や、登場人物・作中アイテムの解説も楽しめます。解説の中には思わずクスッとできる内容もあり、本編を補完するおまけ要素として良かったです。
一方で、スチルアルバムはあるもののシーン回想機能はありません。成人向けBLゲームとして考えると少々不便に感じたため、お気に入りのシーンは事前にセーブを残しておくことをおすすめします。
7. 購入前に知っておきたい補足情報
現在コンシューマ向けではSwitch版とPS Vita版が発売されています。どちらも後日談が追加されており、Switch版ではさらに小噺も収録されています。
ただし、PC版に収録されている成人向けシーンは全てカットされているため、キャラクター同士の関係性をより深く楽しみたい方はPC版の方が満足度は高いかもしれません。
また、公式サイトでは誰でも閲覧できる前日談(プレイ前でも可)と後日談(クリア後推奨)が公開されています。本編では語られなかったエピソードも描かれているため、クリア後に読むことでキャラクターたちをより深く知ることができます。

私はSwitch版クリア後、しばらくしてからPC版もプレイしました。
R18シーンにてキャラクターの心情や関係性が見えてくる場面も多かったので、結果的にPC版も遊んで良かったと思っています。
メインキャラ個別紹介
👇以下に攻略対象の簡単な紹介と主観を記載してます。主観は念のためオンオフ切り替えつけてます。
水上 (CV.神崎智也)
帝国大学文学部に通っている。糸目。21歳。178㎝。
穏やかな性格で常識人ポジションのキャラ。
長い長い片思いともどかしさが印象的なルートでした。
両片思いのじれったい関係性が好きな人には特に刺さると思います。
川瀬 (CV.マルクス)
帝国大学医学部に通う天才帝大生。20歳。175㎝。
美形だが、性格に難あり。Sっ気の強いキャラクター。
潔癖症な彼が玉森にだけ見せる特別扱いに思わずきゅんとしました。
嫌味たっぷりなS発言も、不思議と癖になるイケボです。
花澤 (CV.桜花大夫)
中学卒業後、福島を離れ陸軍士官学校へ。現在は陸軍少尉。23歳。182㎝。
ザ・日本男児。
持ち前の正義感と戦争による影響なのか思った以上に拗らせている。行為のあるシーンではバリエーション豊かな構図のスチルが多く、色気を感じたキャラクター。
氷川博士 (CV.遠野誠)
梅鉢堂の常連客。眼帯の男。180㎝。
玉森の熱狂的なファン。
なかなかの変態気質。
行為中に攻め側のはずなのに、どこか攻められているような空気を醸し出してくる不思議なキャラクターでした。
能面の男 (CV.美藤秀吉)
梅鉢堂の地下に住む、謎の大男。195㎝。
玉森以外には攻撃的。
口数が少ない彼ですが、行為のあるシーンでは愛情深い想いが垣間見えました。
振り返ると玉森に対して一途に真っ直ぐと向き合うキャラだったように感じました。

どのキャラも個性があって魅力的。
私の場合、クリア前と違うキャラが推しになっていました!
総評
こんな人におすすめ
こんな人は合わないかも
最後に

『古書店街の橋姫』は、プレイ中よりもクリア後にじわじわと好きになる作品でした。幻想的な世界観や文学的な文章表現に引き込まれながら物語を読み進め、クリア後にはキャラクターや物語そのものへの印象が大きく変わったように思います。
大正浪漫やミステリー、少し不思議な物語が好きな方には特におすすめです。
できれば事前情報は最低限にして、ぜひ真っ新な状態で神保町の雨の三日間を体験してみてください。
『古書店街の橋姫』が気になった方は、こちらからチェックできます👇
それでは、よい週末を☕🌙
【出典】
・『古書店街の橋姫』公式サイト
・FANZA『古書店街の橋姫』作品ページ




